
SAKERAKU会のサイトをご覧いただきありがとうございます。
本プロジェクトをはじめとする一連の企画の立案・運営を行っています井上真由美と申します。
私の自己紹介
1982年に父の実家のある長崎県佐世保市で生まれ、4年程大阪市で暮らし佐賀へ移り住みました。
ちなみに佐賀は母の故郷で、祖父が亡くなったことがきっかけで家族で佐賀に戻ってきました。
学生時代を佐賀で過ごし、離れたのは20歳を過ぎて、福岡に就職したことをきっかけで15年程離れました。
田んぼとパチンコ店が並ぶ佐賀の風景があまり好きではなかった私にとって、華やかな福岡での一人暮らしはとても楽しく、どこにでもいる普通の20代と同じように人生を楽しく過ごしていました。
その頃、知ったのが日本酒でした。
元々引っ込み思案な性格でしたが、福岡ではIT企業で営業職に就いていたこともあり
幅広い年齢層の人達と深く広く交流を持っていて夜な夜な飲み歩く日々を過ごしていたんです。
もう今は、年齢を重ね20代の頃のような無茶は出来なくなりましたが、ある飲み会で飲んだ日本酒がとっても美味しくて感動したのを今でも覚えています。
それから、メンタル的にも肉体的にもハードな営業職という仕事をしていたこともあり、ストレス解消でよく旅行に行きました。実は私、当時から観光地化されたところに行くのも好きでしたが、観光開発があまりなされていない場所をめぐるのも好きで同じ趣味の友人とマイナー観光地をめぐる旅で各地を訪れ楽しんでいました。
一見すると、仕事もプライベートもそれなりに充実した状態に見えていたかもしれませんが、30代に突入し様々なことに無理がきかなくなり始めたんです。それは、体力的な問題というよりはメンタル面でそれがきっかけとなり、これからの人生について深く考えるようになりました。小さい頃から「継続」することが苦手で何をやっても中途半端だったこともあって、よく、お前は何をしても続かない、どうせ無理だと言われていたので自己肯定はなかなかに低い自負がありました。
当時の社会情勢も今ほど過重労働や長時間勤務の是正、ワークライフバランスということが叫ばれていない頃でもあったので、肉体精神的な疲れによってどんどん自分の心がわからないまま、ロボットのように日常を送っていた時期が続きました。
そんな状態はついに限界を迎え、会社を退職しフリーランスとして活動を始めることを半ば強引に決めました。
もちろん、フリーになって何をやるかも売り上げの目途も何も決まっていません。
決めたのは佐賀に戻ることだけ。
自分でも、あの決断はあきれるというか何というか・・でも多分、身体がもう無理!と叫んでいたんだと思います。
当然ですが何の計画もなくフリーランスになったので、最初は全然上手く行かず会社を辞めたことを何度も後悔しました。しかし不思議と会社員としてもう一度働く選択は持てませんでした。
人の3倍も4倍もの時間をかけ、少しずつ自分のやりたいことや方向性を日々の中で探し出し、周囲の方々とのご縁や手助けもあり現在ようやく自分で立つことが出来ています。
このプロジェクトが生まれたきっかけ
冒頭の長くまとまりのない自己紹介を読んでいただきありがとうございました。
プロジェクト全体のキーワードとして「日本酒」「酒蔵」「旅」があちこちに出てくることになるのですが
そのキーワードとの接点を少しお伝えしておきたいと思ったのでこのような自己紹介となりました。
酒蔵×地方旅×食⁼思わず伝えたくなる瞬間を仕掛ける フリーランスとして活動を始め、ちょうど4年が経った2020年新型コロナウィルス感染症が世界中で猛威を振るい様々なこれまでの生活様式は一変することになりました。 日本人の多くは変わりたいと口にしても、様々理由を作っては現状維持を求める性質。おそらくほとんどの人にとってこの急な行動変容は苦痛以外の何物でもなかったと思います。 ただ、コロナになったからこそ、コロナ禍だからこそ見えてきたものもある。 コロナと共存していかなければいけない時代なんだったら、コロナ禍ならではの「魅力」を引き出そうじゃないか。 私自身は、地方で生まれ地方で育ち、世界で作られた農産物を食べ 日本酒を飲み、様々な業界や人と仕事をし旅に行った先の景色や環境に癒され 常に日本全国にお世話になって生きてきました。 だから私がこれまでお世話になってきた様々な場所、業界、街、人、食等々・・ そういう場所の見過ごされていた、新たな気付きを生み出し、それを発信していこう。 そうして、そういう魅力を伝え続けていくことでその場所を訪れる人が増えたり、食べてみよう、買ってみようというアクションにつなげることを考えました。 それがこのプロジェクトが生まれたきっかけです。